こどもプラザ図書館　令和6年1月28日　「いとうみく先生トークイベント　おはなし創りのおはなし」を開催しました

こどもプラザ図書館の令和6年最初の作家講演会を1月28日（日）に開催しました。
『糸子の体重計』『かあちゃん取扱説明書』『カーネーション』『車夫』シリーズなど、年少から中高生のヤングアダルト世代まで、常にこどもたちの心に寄り添った数多くの作品を発表してきた児童文学の人気作家、いとうみく先生をこどもプラザ図書館にお迎えしてのトークイベントです。

まずは自己紹介をかねて、作家になられた経緯、どのように物語を書いていくのか、ご自身のこどもの頃のお話を含めて語っていただきました。参加者にクイズを出題して正解者に手作りのしおりをプレゼントされたり、絵本『にいちゃんのなみだスイッチ』の画像をスクリーンに投影して先生による読み聞かせも行い、和気あいあいとした雰囲気になりました。
  

質問コーナーではこどもプラザ図書館の副館長が同席して進行しました。会場からは多くの積極的な質問が出ましたが、それらに丁寧に答えていただき、貴重な創作秘話を聞くことができました。講演後のサイン会では、先生との交流に皆さん大変満足された様子でした。
 
 
先生は登場人物を描くことに重きを置き、その人ならどう行動するかを常に考えて創作されるそうです。先生の著作の中で辛い状況に陥った主人公たちは、ラストでは必ず前を向き明日への一歩を踏み出していきます。本を読んだこどもたちにも主人公たちのように、未来への希望を持ってもらいたい、そのような本をこれからも書き続けたいという言葉は、力強いメッセージとして私たちの心に響きました。

こどもプラザ図書館では、こどもから大人まで文学に親しめる講演会を今後も開催予定です。
またのご参加を、心よりお待ちしております。